オマージュとしての革鞄
みなさんこんにちは。sayaです。
観た映画の記録をいつもつけているのですが、11月は31本も見てました。これが無職のパワー。 インターステラーはずっと楽しみにしていて先日観てきたんですがサイコーでした、色んなSF小説を読んで空想し続けていた宇宙の様子をノーランが映像にしてくれたよ!そして俺のアンハサは宇宙服も似合うんだね!
天使かよ!
さて。
先週から「革製品の型紙を作るぞ!」と意気込んでいますが、まだまだ型紙作成には至らず、設計中です。(型紙作成をする前の段階って「設計」でいいのだろうか。)すでに用意された型紙から作るのは簡単だけど、いざ自分で自由に作れるとなると、選択肢が多すぎて何も決められないぜ。というようなことを考えていたら、ふと、敬愛する安倍公房先生の『鞄』を思い出しました。 これは安倍公房作品の中でもかなり好きな短編小説なのですが、手元に文庫本があるので、作中に登場する鞄についての描写部分を引用してみます。
「この鞄のせいでしょうね。」と、相手は足元に置いた、職探しに持ち歩くにはいささか不似合いな――赤ん坊の死体なら、無理をすれば三つくらいは押し込めそうな―― 大きすぎる鞄に視線を落し、「ぼくの体力とバランスがとれすぎているんです。ただ歩いている分には、楽に搬べるのですが、ちょっとでも急な坂だとか階段のある道にさしかかると、 もう駄目なんです。おかげで、運ぶことの出来る道が、おのずから制限されてしまうわけですね。鞄の重さが、ぼくの行先を決めてしまうのです。」
安倍公房『鞄』より
この「鞄」、私のイメージでは薄汚れたドクターバッグのような感じなんですけれど、いつかこの小説へのオマージュとして、革鞄を作りたいナァ。 おお、我ながらいいこと言った、小説へのオマージュシリーズ製作か…。楽しそうだな、好きな小説に出てくる小物とか鞄をモチーフにして…分かる人には分かる的な…。でもそうすると私、ショルダーホルスターとか作り始めそうだぞ。銃火器の道具めちゃくちゃ好きだけど作っても使い道ねえ。
まあこの夢はいそいそと温めておくとして、まずは「自分で型紙から作った革製品を完成させる」ことを第一の目標とします。来週はアトさんとの打ち合わせがあるので、それまでにはそこそこ製品イメージを固めたいものです。なんかアトさんどんどん材料仕入れたりしてるし超ブッタマゲNo.1!私もがんばるぞー!えいえいおー!
気付いたらめちゃくちゃたくさん書いててきもいなと思ったけど勿体ないので投稿します。いっけぇぇええー!!
それでは今日はこのへんで。
Farewell.
saya